日記
#106 Untitled 008 Wu-Xiang Red Ale「人気作につきリメイク!自家ブレンドの五香粉を使用したレッドエール」
【4/2(金) 新作リリース!!】
Batch #106 – Untitled 008
「Wu-Xiang (五香) Red Ale」
-----Style : Herb & Spice Beer
-----ABV : 6.2%
-----IBU : 30
中華料理に用いられる混合スパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」を自家ブレンドして麦汁に漬け込んだレッドエールです。
(ホールスパイスを適度に粉砕して使用したので厳密には「粉」ではありません)
使用したスパイスは、
・ネパール山椒(ティムール)
・八角(スターアニス)
・肉桂(カシアシナモン)
・丁子(クローブ)
・Cascadeホップ
覚えている方もいると思いますが、2019年12月にも「Wu-Xiang Pale Ale」というビールをリリースしており、今作はそれを少しだけアレンジしたリメイク作です。レシピ発想の大枠は前回リリース時の投稿をご覧ください。
手前味噌ながら、スパイスの風味バランスがとても良く整ったレシピだと思います。独特の風味だが不思議と飲みやすい。食事との相性にも大きな可能性が期待されます。
実際、前作では多くの好評をいただいた感触があったので、1年以上ぶりの再醸造に至りました。他では味わえないビールです。是非お試しください。
それにしても、本作はUntitledシリーズの中では初めてのリメイク作となりました。Untitledシリーズではレシピ作成に当たって、Brewing Labの研究的アプローチを敢えて積極的には取り入れず、主観と直感を大事にしています。無題という意味のシリーズ名を与えたのはこの意図によります。
何が言いたいかというと、自分の感性に大きく頼って造ったビールが、リメイクをするほどの支持を得たという事実が非常に嬉しいということです。CBB醸造部では、今後このようなアプローチも主軸の一つにしたいと考えています。