日記
#95 Hop Schema 019 Yakima Stars「醸造部2周年。ちょっと贅沢なホップたちを使いました」
【1/9(土) 新作リリース!!】
2021年最初のリリースです!
CBB Brewing Labはお陰様で1月8日に1stバッチリリースから2周年を迎えました!
コロナ渦中、世間の雲行きがまた怪しくなってきましたが、1/9(土)~1/11(月)、CRAFT BEER BASE BUD にてTap Takeoverを開催予定です。
本作はそこでお披露目になります。
いわゆる周年ビールというほど特別に凝ったものではありませんが、いつもより贅沢なホップたちをふんだんに使ったIPAです。
Batch #95 – Hop Schema 019
「Yakima Stars」
-----Style : IPA
-----ABV :7.2%
-----IBU : 53
Yakima Chief Hops 社製の人気ホップ4種類を5段階で使用しました。
① 麦汁煮沸開始時 Mosaic
② 麦汁煮沸終了15分前 Mosaic
③ 麦汁煮沸終了時 El Dorado, Idaho 7
④ 発酵最盛期DH El Dorado, Idaho 7
⑤ 発酵終了直前DH Simcoe
最近のCBB Brewing Labは、各ホップの特徴をよりよく知るため、シングルホップでIPAを造る傾向にありました。なので久しぶりに多品種のホップを使用しました。ホップブレンドはあまり得意ではないのですが、一応デザインの意図としては以下の通りです。
① → クリーンで余韻の長い苦味。
② → 果皮感のある苦味。Mosaicらしいベリー系の甘いフレーバー。③~⑤を引き立てるチオール類の遊離。
③ → El Doradoの瓜感。Idaho 7のマスカットティーのような香り。④では得られないリアルなフルーツ感。
④ → El Doradoのポップキャンディのような香料感。Idaho 7のピーチやココナッツのようなラクトン系の香り。
⑤ →いかにもIPAらしい樹脂感。Simcoeの持ち味であるグレープフルーツやオニオンスライスのようなパリッとしたトップノート。バラ園にいるような青々しい華やかさ。
まとめると、外観やトップアロマから予期される往年のIPAらしさを裏切って、時間差で弾ける現代的IPAのフルーティ&ジューシーなフレーバーに驚かされるが、飲みこむとやっぱりWest Coast的なドライな苦味が心地よい、忙しく賑やかだが何度も口をつけたくなるIPA、という感じです。
ま、造った本人がこんなこと言っても後出しジャンケンにしかならないので、是非飲んでみてください!美味しいですよ!