日記
#31 Heavily DryHopped Belgian IPA「ヘイジー狙って超大量ドライホッピング。苦くなり過ぎた、、、。」
【リリース情報】
Hop Schema 006 - Heavily Dry Hopped Belgian IPA
Style:Pale American Belgo
ABV:6.2%
いきなりですが使用原料のスペックから、
・麦芽・麦
ペールモルト、ESBモルト、小麦麦芽、オーツ麦
・ホップ
モザイク、アマリロ、カスケード
・酵母
ベルジャンアビーエールイースト
・水質
塩化物イオン濃度:硫酸イオン濃度 = 3:1
そう、想像つく方もいらっしゃると思いますが、実はベルギー酵母でヘイジーIPAを造ろうとしたのです。
が、ヘイジーIPAとしては、ちょっと苦くなり過ぎちゃったのです、、、。ドライホップに粗があったと思われます。
ヘイジーIPAの面白さは、強烈なホップアロマとバランスがとれるだけの味わいの力強さを、ホップの苦味ではなく、麦や水質に由来する口当たりに求めたこと。
そこからすると、、、ちょっとヘイジーIPAとは言いたくないなー、という思いが強かったので、今回は他に最も当てはまりそうなビアスタイルであるアメリカンベルゴとしてリリースすることにしました。
と、消極的な話から入りましたが、ものとしては、大量のドライホップの甲斐あり、非常に香り高いIPAが出来上がりました。
そもそも、なぜベルギー酵母を使おうと思ったかというと、ヘイジーIPAに好んで使用されるイギリス由来の酵母に求められる特性と、ベルギー酵母の特性に共通点を見出したからです。特に酵母とホップ(中でもモザイクのような近年に開発されたフルーティなホップ)の相互作用から得られるヘイジーIPA特有のジューシーなアロマは、ベルギー酵母でも代用可能どころか、さらに華開くと思ったからです。
香りは狙い通り。いかにもヘイジーIPAらしい洋ナシや桃、赤リンゴのアロマが炸裂するIPAとなりました。
ヘイジーIPAとしては要リベンジですが、ホップジャンキーの方には経験してみてほしい一杯です。よろしければ是非。